原付スクーターのブレーキ調整方法~100均の工具で簡単にできる

バイク/エンジン/駆動系
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今回は原付スクーターのブレーキ調整の方法を紹介します。

ブレーキの効きが悪くなったときの、アジャスターを回して調整する方法と、アジャスターをいっぱいまで回し込んで、これ以上調整できなくなったときの調整方法も、100均の工具を使用して、初心者でも分かりやすく紹介しますので参考にしてみてください。

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ブレーキ調整のタイミング

原付スクーターでブレーキレバーを握ったとき、ブレーキレバーとブリップの間隔がせまくなって、ブレーキレバーを握り切れなくなることがあると思います。

下の写真のように。

ブレーキレバーを力いっぱい握っても、ブレーキがかかりきってないような感じになります。

僕はブレーキを掛けるときって、グリップを人差し指と親指で握って、中指、薬指、小指でブレーキレバーを握るんですけど、他の人はどうですかね?

僕の握り方が変なんだろうか?

この握り方だとブレーキシューが減ってきたき、ブレーキレバーとグリップの間の人差し指を挟んで痛いんですよね~

でもなんか普通に握ると違和感がある・・・

とりあえずこの状態になったら、ブレーキがかかりきってないので危険です。

ブレーキを力いっぱい握ったときに、ブレーキレバーとグリップの間隔が狭いと感じるようになったら、アジャスターを回して調整する必要があります。

アジャスターを回してブレーキを調整する方法

通常の調整はアジャスターを回して調整するんですが、こんなことでバイク屋に行くことはありません!

簡単にブレーキの調整をすることができます。

まぁ近くを通ることがあるからついでに頼むならいいかもしれんけど・・・

たぶん工賃なんか請求されんと思うけど、バイク屋に頼んだことがないので分からん・・・

いやうちの近所のバイク屋なら分からんぞ・・・

まずアジャスターの位置はリアタイヤのすぐ横にあります。

下の写真で指でつまんでいるのがアジャスターで、時計回りに締め込んでいくとブレーキの効きが良くなっていきます。

反対に反時計回りに回すとブレーキの効きが悪くなる。というか、ライニングとドラムの隙間が広がるので、ブレーキレバーをいっぱいに引かないとブレーキが効かないということになります。

要はこのアジャスターで、ライニングとドラムの隙間を調整するということです。

アジャスターを締め込むと、ライニングとドラムの隙間が狭くなるので、ちょっとブレーキレバーを握っただけでブレーキがかかるようになります。

あと締め込みすぎるとブレーキを引きずった状態になるので、センタースタンドを掛けてタイヤを空転させて、ブレーキを引きずらない程度に調整しましょう。

もし手でタイヤが回転しない場合は、ブレーキを引きずっているので、アジャスターを反時計回りに戻します。

コツはアジャスターを数回まわす度に、タイヤを手で回転させて少しづつ調整することです。

僕は逆にタイヤが動かなくなるまで締め込んで、そこから反時計回りに緩めていき、タイヤが軽く回転するようになったところに調整します。

まぁどちらでも同じことなので、自分に合った方法でいいと思います。

※ブレーキを引きずった状態というのは、ブレーキをかけていないのにブレーキがかかった状態になることです。

アジャスターで調整しきれなくなったときは?

ブレーキの効きが悪くなる度にアジャスターを締め込んでいくと、ブレーキケーブルのネジ山が足りなくなって、これ以上締め込むことができなくなってきます。

下の写真はアジャスターを締め込みすぎて、もう調整のしようがありません!

こうなった場合はもうブレーキを交換するしか手はない・・・

ということはありません(笑)

もしこんな状態になったら、ブレーキカムをズラせばまた調整できるようになります。

しかも使用する工具はこれだけ。

100均の工具です。

これだけで調整することができます。

では手順を紹介します。

まずブレーキを調整するアジャスターを、反時計回りに回して完全に取り外します。

そしてブレーキカムからブレーキケーブルを引き抜きます。

次はブレーキカムを固定している、10㎜のナットを100均の工具で取り外します。

ナットを取り外したら、ボルトも反対側から引き抜きます。

これでブレーキカムを調整することができます。

ブレーキカムは簡単にはズレないよに、取り付け部分はギアが噛み合って固定されています。

ギアの中心部分は溝があり、ブレーキカムがフリーになるのでズラすことができます。

 

なので手前に引っ張って溝の部分までズラし、ブレーキカムを後ろ側に調整します。

下の写真を見ると、ブレーキカムが後ろ側に移動しているのが分かると思います。

最初のブレーキカムの位置を覚えておいて、それを基準に調整するとやりやすいです。

あまり後ろに移動させすぎると、今度はアジャスターを締め込むことができなくなるので注意!

この状態でブレーキケーブルをブレーキカムに取り付けて、アジャスターを締め込んで調整します。

タイヤが空転するかブレーキの引きずりを確認します。

丁度いい感じに調整できたらブレーキカムをしっかりと固定します。

調整前に比べてだいぶん調整幅が戻りました。

 

これで当分の間、アジャスターで調整することができます。

ちなみにフロントブレーキのアジャスターは、フロントタイヤの横にあります。

フロントブレーキの調整の仕方も、リアブレーキと同じように調整可能です。

まとめ

僕はクロネコメール便と新聞配達をしているんですが、重い物を積んでストップ&ゴーの繰り返しなので、すぐにブレーキの効きが悪くなってきます。

普通の人は頻繁に調整することはないと思いますが、もし調整するときは自己責任でよろしくお願いします。

ブレーキカムの固定はしっかりと確認してください!

そんなに難しい作業ではありませんが、自信のない方はバイク屋で工賃を払ってやってもらうことをお勧めします。

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