まだまだ現役で2スト原付を乗っている人も多いと思いますが、2ストはメンテナンスが楽な分、オイル切れを起こしたら一発でエンジンが焼き付きます。
そのため2ストオイルだけは切らさないように常に気を付ける必要があります。
でも2ストオイルの警告灯が点灯してから、一体どれぐらいの距離を走ることができるのか?
警告灯が点灯したときの2ストオイルの残量と、そこからどれぐらい走行可能なのか、レッツ2を例に紹介したいと思います。
2ストオイルの警告灯が点灯したときのオイル残量
走行中に2ストオイルの量が少なくなってくると、警告灯が点灯したり、消灯したりするようになります。
これは走行によって2ストオイルがタンクの中で波打つためで、きつい坂などで警告灯が点灯して、平坦な道で消灯する状態のときはそれほど気にすることはありません。
でも2ストオイルが少なくなってきているということは、気に留めておいた方がいい状態です。
でもこれが平坦な道を走行中に、警告灯が点灯、消灯を繰り返す場合は、どれぐらいのオイル残量になっているのか?
走行中にブレーキを掛けたり、道路の段差でオイルが波打って、警告灯が点灯する状態になったときに、メットインを取り外してオイルタンクを確認してみました。
まだけっこう残ってます。
オイルタンク全体の1/3ぐらい残っている感じですかね~
かなり余裕を見て早めに警告灯が点灯するようになっているみたいです。
常時警告灯が点灯したときの残量
ではオイル警告灯が点灯してもそのまま乗り続けて、常に警告灯が点灯する状態になったときのオイル残量はどれぐらいなのか?
再びメットインを取り外して確認してみると・・・
おお~結構減ってますね~
調べてみるとレッツ2のオイルタンクの容量は1.2ℓになっているので、感覚的に残量200㎖ぐらいかな?
たぶん残量200㎖になったら警告灯が常時点灯になるような感じです。
2ストオイルの消費量
レッツ2は分離給油で、勝手に2ストオイルとガソリンを混合してくれるので、オイルとガソリンの混合比がどこにも載っていませんでした。
なので2ストの原付で混合燃料のNSR50を例に、オイル消費量を計算してみました。
たぶん同じ50㏄なので混合比はだいたい同じだと思います。
NSR50の混合比は40:1になってました。
ガソリン4ℓに対して2ストオイル100㎖ということですね。
これをレッツ2に置き換えてみると、常時警告灯が点灯した時点でオイル残量200㎖ということは、ガソリンは8ℓ使用することになります。(算数は苦手・・・ここまではいい?)
なので僕のレッツ2はだいたいリッター当たり25㎞/ℓの燃費なので、(25㎞/ℓ✕8ℓ=200)約200㎞走行可能ということになります。(計算あってるよね (。´・ω・)?)
まぁこれはおおよその数値になりますので参考までに。
あまりギリギリのオイル残量になると、車体がコーナーで傾いたり急勾配な坂を走行中に、オイルポンプがオイルを吸うことができなくなるので注意が必要です。
警告灯の球切れの確認方法
オイル警告灯が点灯しないから大丈夫だと思っていると、ただの警告灯の球切れなんてこともあり得ます!
ハッキリ言ってこれが一番怖い!
いちいちメットインを外してオイル残量を確認する人なんていないし、オイル警告灯が点灯してはじめてオイルが減っていることに気づくのが普通です。
僕はオイル警告灯じゃないんですが、燃料警告灯の球切れを起こしたことがあります。
そのときは原因不明のエンストで、全然エンジンがかからなくてホントに原因究明に苦労しました。
それがただのガス欠だったなんて・・・
調べてみると燃料警告灯の電球が切れていたんですよ。(レッツ2は燃料メーターは無く、ガソリンが減ってくると警告灯が点灯する)
レッツ2のメーターにはオイル、スピード、燃料の3個の警告灯があります。
3個とも同じ電球なので、もしオイル警告灯の電球が切れていたかと思うとゾッとします。
そこで電球切れを簡単に確認する方法を紹介します。
確認方法はエンジンキーをちょっと右に回すだけ。
LOOKからIGNITIONの途中で止める感じです。
そうするとメーターのランプが点灯します。(電球が切れていなければ)
ちなみに真ん中のSpeed警告灯は、切れていなくてもこの方法で点灯しません。
定期的に警告灯がちゃんと点灯するか確認するくせをつけたほうがいいです。