この記事では2ストバイクのマフラーが詰まったときの症状や確認方法、また詰りの直し方を紹介しますので参考にしてみて下さい。
2ストマフラーが詰まったときの症状
- 2ストバイクのマフラーが詰まったときの症状はまず最高速が落ちる。
- 加速も悪くなり、何となく全体的にパワーがなくなったような感じになる。
- あとエンジンのかかりも悪くなり、吹けもイマイチな感じでエンジン回転数が上がらなくなる。
- 酷い場合はいきなりエンストすることも。
でもこの症状は駆動系がヘタってきたり、プラグが寿命だったりするので、一概にマフラー詰りだと言い切れないところが難しいところなんですよね~
僕の経験上、調子の良いときはエンジン回転数が軽く一気に吹け上がり、詰まったマフラーだと回転数が重くてもっさりした感じになります。
マフラーが詰まったかどうかの確認方法
マフラーが詰まって最高速が落ちるのは、排気口の出口が詰まっていることがほとんどです。
なので排気口を見ればマフラー詰まりかどうかわかります。
もちろん出口以外の場所もカーボンが溜まって詰まりますが、それは目視ではわからないので確認できませんが…。
マフラーの排気口に手を当てて排気圧の勢いを確認する方法がありますが、この方法はハッキリ言って難しいです。
詰まったマフラーでも普通に排気ガスが勢いよく出るので、調子のよい状態を知らないと素人には見分けるのは難しいです。
もし調子の良い2ストバイクの知り合いがいれば、確認させてもらえば違いがわかると思います。
あと丈夫な針金を排気口に突っ込んでガリガリ適当にこねくり回してみて、それで多少なりとも症状がマシになればマフラー詰りということになります。
パイプユニッシュより専用クリーナーが効果的
マフラー詰まり洗浄で検索するとパイプユニッシュを使用する方法がたくさん紹介されています。
パイプユニッシュは髪の毛や水垢などのヘドロ状のものを溶かしてパイプの詰まりを解消するものなので、マフラーのカーボンを除去できるのか怪しいですが何故かたくさん紹介されています。
あのカッチコチに固まったカーボンが溶けるとは想像できないんですよね。
実際に詰まったカーボンを取り除いたことがある人ならわかると思うけど、メチャクチャ固いです!
ただ表面のカーボンが洗い流されて、黒い液体が出ているだけのような気がする。
パイプユニッシュの成分を調べてみると、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸塩、界面活性剤になっています。用途はもちろん排水口パイプで、髪の毛や皮脂汚れなどのヘドロやヌメリ除去。
ホントにマフラー詰りに効果があるんだろうか?
やっぱり専用クリーナーが一番効果があるでしょう。
まぁ自分もマフラー詰りにパイプユニッシュを使ったことがあるけど、微妙な感じでしたね。
多少は効果があるかもしれんけど…。
針金で清掃
マフラー詰りを直すのに一番簡単で速効性がある方法が針金を使う方法です。
とにかく丈夫な針金で排気口から突きまわしてカーボンを削る感じです。
僕の場合は車のワイパーゴムに付いてる針金を使用しましたが、カーボンが硬すぎて全くダメでした。
なのでマイナスドライバーでガリガリ削り取りました。
ハンガーを加工する方法も紹介されていますが、ヘドロ状のカーボンならある程度は除去できるかもしれんが、カッチコッチに硬化したカーボンを除去するのは無理だと思う。
マフラー焼き
マフラー内に溜まったカーボンやスラッジを焼いて取り除く方法です。
マフラー内から煙がたくさんでてくるので、煙が出なくなるまで焼き続けます。
焼却炉や薪ストーブ、一斗缶などに突っ込んで焼く方法がありますが、ガスバーナーで焼くほうが一番確実だと思います。
安いものなら1500円前後からあるし、1300℃の高温で逆さでの使用も可能なものもあるのでお勧めです。
まとめ
今回いろんな2ストマフラーの詰まりを直す方法を紹介しましたが、一番のおすすめはやはりマフラー専用洗浄剤です。
針金では一時的につまりを解消できたとしてもその場しのぎにしかならないし、マフラーを焼く方法は効果的かもしれませんが、作業する場所の確保とその後の塗装が面倒です。(焼くと塗装がボロボロになるので)
専用の洗浄剤なら完璧にとはいかなくてもかなりきれいになるし、作業も比較的楽です。
でも考えてみたら新品のマフラーに交換するのとそんなにコストは変わらないんですよね。
色々マフラー詰まりの解消法を紹介してきたけど、はっきり言って新品に交換するのが一番かもしれん…。
社外品なら結構安いです!