最強2スト原付スクーター３台を徹底比較！ディオ、ジョグ、ZZ

今でも根強い人気を誇る2ストの原付スクーターですが、その中でも自主規制いっぱいの7.2㎰の3種類のスクーターを比較してみました。

比較する車種はホンダディオ ZX、ヤマハスーパジョグ ZR、スズキ ZZになります。

今では希少な7.2㎰の原付スクーターですが、中古車市場ではまだ見かけることはありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ホンダライブディオ ZX

原付スクーターの中では自主規制いっぱいの7.2㎰を発揮する大人気のライブディオZXです。

人気実力ともにNO.1といっても過言ではないと思います。

ディオの中でもこのZXというグレードは、ゴールドに塗装されたフロントフォーク、そしてアルミホイールに油圧式ディスクブレーキとかなりゴージャスな仕様になっています。

そして専用のZXのエンブレムがフロントとリア両サイドに取り付けられています。

当時絶大な人気を誇ったため、絶版になって20年経っても中古車はけっこう出回ってます。

アフターパーツも多く、カスタムするにも困りません。

1999年のモデルから排ガス規制のため最大出力6.3㎰、最大トルク0.66kgf・mにパワーダウンしています。

7.2㎰と6.3㎰の簡単な見分け方は、車台番号を見ることで分かります。

規制前（7.2㎰）車台番号 AF35-1000001～

規制後（6.3㎰）車台番号 AF35-3600001～

こちらもディオ ZXと並んで大人気のスーパジョグ ZRです。

アフターパーツも豊富でカスタムには困りません。

スーパジョグ ZRの特徴は、ブレーキになんとブレンボ社製のディスクブレーキを装備しています。

原付きレベルでブレンボのブレーキが必要かは疑問ですが、効きすぎて逆に危ないような気がする・・・まぁ勲章みたいなもんでしょう。

重量が軽くて運動性能や取り回しはいいですが、その分燃料タンクやオイルタンク容量が少ないので注意が必要です。

燃料タンク容量4ℓは少なすぎだと思う。

こちらも1999年の排ガス規制でパワーダウンしていますが、ディオが6.3㎰のダウンに対してスーパジョグは6.8㎰にとどめています。

そして燃費はなんと64㎞/ℓ（6.8㎰）とかなりいいです。（ちなみにディオ6.3㎰は49㎞/ℓ）

これはヤマハの技術の高さなんでしょうね～

7.2㎰と6.8㎰の見分け方は、規制前と規制後では型式が違います。

規制前 A-3YK

規制後 BB-SA13J

原付スクーターの中で唯一12インチのタイヤを装備しています。

原付きとしては大きく、125㏄クラスと比べても見劣りしません。

しかし原付で12インチのタイヤはこのZZしかないので、タイヤ交換する場合は割高になるのがネックです。

タイヤが大きい分高速安定性はありますが、加速が若干遅く感じるかもしれません。

あとZZに限っては2006年の生産終了まで7.2㎰を貫いているけど、排ガス規制は大丈夫だったんだろうか？

馬力を落とさずに排ガス規制に対応させていたのなら、スズキの技術力はすごいですね～

しかしZZはディオやジョグに比べて人気がないためアフターパーツもあまりなく、カスタムも限られます。

もっと人気が出てもいいと思うんですがね～

何がダメなんだろうか？