原付スクーター フロントフォーク交換作業の紹介~レッツ2

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普段クロネコメール便と新聞配達で、重いものを積んで走っているせいかフロントフォークがヘタってきたので交換することにしました。

フロントフォークの交換は初めてで、やり方をネットで調べながら作業したんですが、詳しく紹介しているサイトがなかったので、この記事で初心者でも分かるように詳しく紹介したいと思います。

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レッツ2フロントフォーク比較

ダメになったレッツ2のフロントフォークと、もう一台のレッツ2を比較してみるとその差は歴然です。

フロントカバーとタイヤの隙間に指を入れてみると、フロントフォークがダメな方は指が2本分ぐらいで、問題ない方は指3本分ぐらいですかね~

段差を乗り越えるときも全くクッションしないので、衝撃がダイレクトに両腕に伝わってきます。

それに車高が低くなっているので、段差で車体の下回りを擦るので危ないです。

擦るぐらいならまだいいのですが、段差に引っ掛かってしまったら急ブレーキで大変なことになります。

ヤフオクで中古のフロントフォークを落札

オーバーホールするよりも手間暇を考えたら、ヤフオクで中古を落札した方が早いです。

ヤフオクの場合は相手の評価を見て、信用できる人から落札するようにしたほうがいいですよ~

ヘタに安すぎるものを選ぶと不良品の場合があるので、相場を見て選ぶようにした方がいいかもしれません。

大体こういうのってノークレームノーリターンが多いので。

保証付きがあれば安心です。

今回信用できる出品者から安くていいものを手に入れることができました。

ミイラかと思ったわ!

タイヤはおまけでツルツルだったので新品に組み替えました。

しかしそのあとでホイールベアリングが破損していてえらいことに・・・

そのときの様子はホイールベアリングの交換作業で紹介していますので、興味があればご覧ください。

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フロントフォークの交換作業

まず最初にフロントカバーを取り外します。

固定しているネジやクリップを取り外し、ハマっている爪を引っぺがします。

正しい取り外し方を知らないと簡単にカバーが割れてしまいます。

詳しいフロントカバーの取り外し方は、こちらの記事で詳細に紹介しているので参考にしてみて下さい。

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フロントカバーを取り外したらフロントフォークとハンドルを固定しているボルトを取り外します。

ボルトとナットは14㎜で六角穴付ボルトは6㎜になります。

 

ネジ山舐めないようにしっかりと押さえつけながらですよ!

2本のボルトを取り外したら、ステムを固定しているリングを緩めます。

専用の工具はないのでリングの切り欠きにマイナスドライバーを当てがって、ハンマーで叩いて緩めます。

みんな結構この方法でやっているので問題ないと思います。

あと潤滑材を塗布したほうが緩みやすいです。

リングを緩めたらその下のナットも緩めます。

かなり大きいのでウォーターポンププライヤーで挟んで緩めました。

これでステムを固定しているものは全部取り外したんですが、フロントタイヤを取り外さないとスペース的にフロントフォークを抜くことができないので、フロントタイヤを取り外します。

フロントタイヤを取り外しても安定するように、車体の下にコンクリートブロックなどを噛ませます。

レッツ2はナットとシャフトの頭のサイズが左右で違います。

ソケットレンチが12㎜でメガネレンチが14㎜になります。

ナットを取り外したらシャフトを抜いてタイヤを取り外します。

タイヤを取り外したらフロントブレーキを取り外します。

ブレーキシューはホイールにただハマっているだけなので、引っ張れば簡単に取り外せます。

フロントブレーキに取り付けられている、ブレーキワイヤーとスピードメーターケーブルを取り外します。

ブレーキワイヤーはアジャスターを反時計回りに回して取り外し、ゴムのカバーをズラしてワイヤーの細いところから取り外します。

スピードメーターケーブルは反時計回りに回すだけで外せますが、硬いのでプライヤーで緩めて外しました。

この2本のワイヤーはフロントフォークのガイドに取り付けられているんですが、ワイヤーを引き抜かないとステムを取り外せないんですよね~

ただ挟んで固定するだけでいいと思うんだか・・・嫌がらせか?

2ヵ所固定されているんですが、上は挟んで固定されているんですが、下は囲ってあるので引き抜かんと無理なんですよ!

どう思いますか?

そのためにわざわざ面倒なことをせんといけんとは・・・

取り外したフロントフォークとヤフオクのを比べてみました。

片方のフロントフォークが引っ込んだままになってましたΣ(゚Д゚)

よくこんな状態で走ってたもんだ・・・そういえばなんか直進安定性が変だったような気がするな~

取り付けは基本的に取り外しの逆です。

ステムベアリングはグリスアップしてもちろん再利用します。

ブレーキワイヤーとスピードメーターケーブルを取り付けて挿し込みます。

フロントフォークを下から支えながら、ステムとハンドルの穴を合わせてボルトを挿し込むんですが、一人でやるとなかなか入らん!

何とか苦労してボルトを捻じ込みました。

二人でやれば簡単なんだけどね~

そして苦労して取り付けたけど、速攻で取り外すはめに・・・

勘のいい人なら分かると思いますが・・・

こいつを先にハメるのを忘れとったΣ(゚Д゚)

クソがっ!

先に大きいナットをハメて、リングは出っ張りをステムのシャフトの溝に合うようにハメます。

まぁちゃんと向きがあってないとハマらんから、間違えようがないけどね。

そしてステムとハンドルの穴を合わせてボルトを取り付けます。

ウォーターポンププライヤーでナットをしっかり締めて、ロックリングをマイナスドライバーをハンマーで叩いて締め込みます。

締め込みすぎるとハンドルの動きが渋くなると言われていますが、特に何も考えずにそこそこしっかり締め込みました。

確認してみたところ、ガタもなく動きもスムーズだったので、そんなに神経質にならなくてもいいと思う。

しっかりとステムとハンドルを固定します。

走行中にハンドルが抜けたらシャレにならん・・・

フロントブレーキにスピードケーブルとブレーキワイヤーを取り付け、ホイールにハメてフロントフォークに取り付けます。

一本千円の新品のタイヤです。

あとはフロントカバーを取り付けて完成!

まとめ

ここまでかかった時間は1時間30分です。

初めての作業で、しかも写真を撮りながらの作業だったので時間がかかりました。

普通に作業すれば初めてでも1時間あれば可能だったと思います。

もちろん前もって調べてイメージトレーニングをしての話ですよ。

作業してみた感想としては、初心者でも十分可能な整備だと思います。

とくに難しいことは何もありません。

たぶんバイク屋に頼んだら結構な工賃をとられると思いますね~

この記事が参考になれば幸いです。

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