原付スクーターの後輪が勝手に激しく回転する原因と解決法を紹介

バイク/エンジン/駆動系
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原付スクーターのエンジンをかけると足で踏ん張ってないと勝手に進もうとする、またスロットルを吹かしてないのにリアタイヤが激しく回転する場合の原因と解決方法を紹介しますので参考にしてみて下さい。

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原付スクーターが勝手に進む原因は?

原付スクーターが勝手に進もうとする症状として、アイドリング回転数が高すぎる場合とクラッチスプリングが切れている場合のどちらかが考えられます。

アイドリングの回転数が高すぎると、スロットルを吹かさなくても勝手にリアタイヤが激しく回転することがあります。

これはスクーターのクラッチは遠心クラッチなので、アイドリング回転数が高すぎると遠心力の力が強く働いてクラッチが繋がってしまうためです。

あと久しぶりにエンジンをかけたときなどは、アイドリング回転数は高くなりますがしばらくすると落ち着いてきます。

いつまで経ってもアイドリング回転数が下がらない場合は調整が必要です。

あとクラッチスプリングが切れていると、アイドリング回転数が低くても軽い遠心力でクラッチが繋がってしまうため、リアタイヤが激しく回転します。

その場合はクラッチスプリングの交換が必要になります。

それではそれぞれの解決法を紹介します。

アイドリング回転数の調整の仕方(キャブ車)

アイドリング回転数の調整の仕方は、キャブレターのアイドルスクリューを調整します。

アイドルスクリューの場所はキャブレターに付いているんですが、大体簡単に調整できるように見える位置にあります。

中心に窪んだ溝があるので、そこにマイナスドライバーなどをハメて回転させて調整します。

時計回りに回すとアイドル回転数が上がり、反時計回りに回すと回転数が下がります。

調整する前にアイドルスクリューの溝の位置を写真に撮っておくと、あとでどれぐらい調整したのか確認できるのでおススメです。

調整幅の間隔としては、僕の場合は時計に見立てて5分間隔で調整しています。

アイドルスクリューの溝の位置を時計の針に見立て、5分の位置なら10分の位置まで回し、それでだめなら15分の位置まで回してというように。(ちょっと分かりにくいかな?説明が下手ですまん)

今までの経験から調整する場合は半回転以内ですかね~何回転も回すなんてことはありません。

あとエンジンをかけた直後はアイドリング回転数は高くなっているので、暖機運転が済んで回転数が落ち着いてから調整するようにします。

この調整をしてもリアタイヤが激しく回転する場合は、クラッチスプリング切れの疑いがあります。

クラッチスプリングの交換の仕方

クラッチスプリングの交換は初心者の方でも簡単にできます。

特殊工具も必要なく、100均の工具で十分作業可能ですよ。

まずキックレバーを取り外し、クランクケースカバーを取り外します。

この状態でクラッチスプリングの交換をすることができます。

破損したバネが残っている場合は取り除き、ラジオペンチなどで引っ掛けて取り付けます。

分かりやすいように予備のクラッチで説明します。

写真を見るとクラッチシューにスプリングがかかっているのが分かると思います。

レッツ2はクラッチシューは2個なのでクラッチスプリングも2個になります。

クラッチシューが3個の場合はスプリングも3個になります。

クラッチスプリングが切れている場合は、たいてい吹っ飛んでクランクケース内に転がっていることがほとんどですね~

下の写真のように左右のクラッチシューを繋ぐように取り付けます。

ラジオペンチで取り付けにくい場合は、何か引っ掛けるものを自分で用意してもいいです。

僕は偶然バインダーに取り付けられている金具がちょうどいい感じだったので、これで取り付けてます。(コピー用紙とかを挟む金具?)

まぁ引っ掛けられるものなら何でもいいと思います。

あと強化クラッチスプリングはメチャクチャ固いので、取り付けるのはかなり苦労します。

特別改造していないなら、ノーマルクラッチスプリングで十分です!

逆に強化スプリングは高回転まで回さないとクラッチが繋がらないので乗りにくいです。

あと寿命も短いのでお勧めしません!

ノーマルエンジンに強化クラッチスプリングを取り付けたときのことは、また違う記事で紹介したいと思います。

まとめ

僕は今まで原付スクーターに乗って16年ぐらいになりますが、クラッチスプリングが切れたのは5回ぐらいですかね~

そんなに滅多に切れる物ではありません。

最後に切れたのはいつだったかな~・・・記憶にない。

ちなみにクロネコメール便と新聞配達をしているのでほぼ毎日乗っています。

キャブレターのアイドルスクリューは、寒い時期にエンストしそうになるので、アイドリング回転数を上げることがありますが、暖かい日はアイドリングが高すぎることになるので注意です。

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