ディスクブレーキの引きずり~キャリパーピストンの固着を超簡単修理

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今回はダイハツムーブのフロントブレーキの引きずり修理に関する記事です。

通常ブレーキの引きずり修理はキャリパーのオーバーホールが必要ですが、今回はオーバーホールすることなく超簡単に修理することができました。

興味のある方は参考にしてみてください。

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ブレーキの引きずりの症状について

最近運転しているとたまに足回りからガタガタ振動を感じることがあったんですよ。

ちょうどハブベアリングがダメになったような症状です。

でもジャッキアップしてタイヤを揺すってもガタはないんですよね~

それでタイヤを回転させてみようとしたらビクともせん!

反対側の助手席は片手で簡単に回転するので、そこでブレーキの引きずりだと気づきました。

あとブレーキから焼けたような匂いがするし、ホイールがすごく熱くなります。

引きずりを起こしたホイールはブレーキダストで真っ黒になってました。

今回ブレーキの引きずりを起こしたムーブですが、実はこのムーブは車検を受けてから約5ヶ月で、まだ1700㎞しか走行していません。

普段ほとんど乗らないのでキャリパーピストンが錆び付いたのかもしれません。

しかし車検のときは問題なかったんだろうか?

 

ブレーキパッドの取り外し

とりあえずタイヤを外してブレーキパッドを取り外します。

まずキャリパーの下側の14㎜のボルトを1本取り外します。

結構固く締まっているので、潤滑剤を塗布してから緩めるのをお勧めします。

14㎜のボルト1本を取り外したらキャリパーを上に持ち上げ、ボルトの取り付け穴に紐やS字フックを使ってスプリングに引っ掛けます。

でもこのムーブは錆び付いていて動きが渋いので、S字フックで吊らなくてもキャリパーを固定することができました。(^^;)

キャリパーを上に持ち上げたら、ブレーキパッドをマイナスドライバーでこじって取り外します。

取り外したブレーキパッドを見てみると、パッド残量がほぼゼロΣ(゚Д゚)

おいおい!マジか!

地金が出る寸前じゃ~ないか!

車検受けてまだ1700㎞しか走行してないのにパッド残量がゼロってどういうこと?

いくら何でも車検時にこれじゃ~通らんだろうから、車検受けてからずっとブレーキ引きずっていたってことか?

まさか整備不良じゃあるまいな?

まぁ証拠もないし疑うのは良くないか・・・

とりあえずキャリパーピストンをピストン戻しを使って押し戻します。

固着しているので超固い!

通常ならキャリパー本体を取り外してオーバーホールするんですが、なるべく楽をしたいので裏技を使います。

キャリパーピストンの固着は、ほとんどの場合ピストンの錆が原因なので、ダストブーツをめくって潤滑剤を塗布します。

この潤滑剤は狭い隙間に浸透して錆もとることができ、錆を防ぐこともできるのでおススメです。

キャリパーピストンのダストブーツをめくると、砂が入り込んでいたので、できるだけキレイに取り除き、まんべんなく潤滑剤を噴射します。

ついでにキャリパースライドピンのダストブーツもめくって潤滑剤を塗布しときました。

これでキャリパーの動きもスムーズになることでしょう。

そして新しいブレーキパッドを取り付けて、何度かブレーキをかけてタイヤを手で回してみると、ブレーキの固着はかなりマシになっていました!

助手席側のタイヤと比べると多少引きずり感はあるので、面倒だけどもう一度キャリパーを取り外して潤滑剤を塗布し、再びブレーキを何度もかけてピストンを動かして錆をとります。

そしてジャッキアップしてタイヤを手で回転させると、更に動きが軽くなりました。

しかしそれでも完全にブレーキの引きずりは直ってないので、定期的にジャッキアップして確認したいと思います。

多分しばらく乗っているうちに錆が取れて直ると思います。

途中経過は追って追記します。

あと真似をする場合は自己責任でお願いします。

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