バイクのエンジンがかからない症状はたくさんありますが、その中の1つにブレーキスイッチが原因の場合があります。
今回は原付スクーターのブレーキスイッチの交換方法を詳細に紹介します。
ブレーキスイッチの交換車両はレッツ2になりますが、原付スクーターならどれも同じようなもんなので参考にしてみて下さい。
ブレーキスイッチが故障したときの症状
ブレーキスイッチが故障すると、壊れた方のブレーキレバーを握ってもブレーキランプが点灯しなくなります。
ブレーキスイッチは左右に装着されているので、片方が壊れていても気づかないことが多いと思います。
あとエンジンをかけるとき、主に左側のブレーキレバーを握ってエンジンをかけると思いますが、左側のブレーキスイッチが壊れているとエンジンがかかりません。
この場合は右側のブレーキレバーを握るとエンジンがかかります。
それにブレーキスイッチはセルモーターの通電を行うものなので、別に2個とも壊れていてもキックレバーなら問題なくエンジンをかけることができます。
なのでキックレバーでエンジンをかけるときは、ブレーキレバーを握ってなくてもエンジンをかけれます。
あとこれは僕が経験したことですが、ブレーキスイッチが故障ではなく外れていたことがありました。
この場合ブレーキレバーを握ってなくても、ブレーキランプが点灯したままになります。
ブレーキスイッチの交換方法
まず左右のミラーを反時計回りに回して取り外します。(ヤマハは逆ネジなので注意)
ミラーを取り外したらヘッドライトカバーを固定しているネジをすべて取り外します。
固定しているネジをすべて外したらヘッドライトカバーを取り外します。
詳しいヘッドライトカバーの取り外し方はこちらで紹介していますので参考にしてみてください。
するとブレーキレバー付近にブレーキスイッチが取り付けられています。
ブレーキスイッチは裏側の穴に爪をひっかけて固定されています。
そこをマイナスドライバーなどで爪を押しながら引っ張ります。
下の写真の丸で囲った部分が爪で、これが穴に引っ掛かって固定されています。
僕は取り外すときかなりきつかったです。
潤滑剤をスプレーすれば楽だったかも・・・
あとはコネクターを外せば取り外すことができます。
ブレーキスイッチ不良の原因
ブレーキスイッチ不良の原因は、ほとんどがスイッチ部分の配線の断線です。
見るからに簡単に断線しそうです。
走行中の振動で断線するんでしょうね~
新品に交換するという手もありますが、断線したところを半田付けして直すこともできます。
あとスイッチから飛び出た芯棒が固着して感知しないこともあります。
芯棒を何度か押して動きが悪いようなら潤滑剤をスプレーしておきましょう。
この芯棒がブレーキレバーの動きを感知しています。
普段は芯棒が押された状態になっていて、ブレーキレバーを握ると芯棒が飛び出て通電する仕組みです。
僕は以前ブレーキスイッチの爪が折れていて、スイッチが外れていたことがありました。
なので常にブレーキランプが点灯した状態だったんです。
芯棒を押すとブレーキランプが消えて、離すと点灯します。
ブレーキスイッチが外れているとこんな状態になります。
まぁブレーキレバーが固着している可能性もありますが・・・
以上でブレーキスイッチに関する僕の知識は全てです。
スイッチの分解は分からん・・・
参考になれば幸いです。