原付きバイクは任意保険に入らなくても自賠責保険だけで大丈夫?

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原付きバイクも任意保険に入るべきかどうか迷っている人のために、もし事故を起こした場合の賠償額や、任意保険の重要性についてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

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任意保険に入らなくても自賠責保険に入っているから大丈夫と思っているあなたへ

自賠責保険は相手に対しての補償しかされません。

しかも対人保障だけで対物の補償は一切されません。

相手の車や建物に対する保証はないので、任意保険に入っていない場合は自分で保証しなくてはならないのです。

自賠責保険の補償内容は

  • 相手にけがを負わせてしまった場合120万円まで
  • 相手を死亡させてしまった場合、3,000万円
  • 相手に後遺症が残った場合、4,000万円

を上限に支払われます。

しかしこれだけでは必要最小限というか全く足りません!

原付きバイクでも50㎞/k以上出して走っている人がほとんどです。

スピードを出す人は60㎞/h出す人もいるでしょう。

そんな状態で人でもはねたら、果たして治療代120万円で足りるかどうか・・・仮に相手が死亡した場合、3,000万円で大丈夫?

事故を起こした場合の相手への慰謝料の相場は?

実際に事故を起こした場合、相手にどれだけの慰謝料が必要になるかまとめてみました。

なお下の票は今までの裁判による事例です。

相手が一家の大黒柱 2800~3600万円
母親、配偶者 2000~3200万円
相手が独身の場合 2000~3000万円
高齢者 1800~2400万円
子供 1800~2600万円

この表を見ると自賠責保険だけでなんとかカバーできそうな気がします。

最高でも一家の大黒柱をはねて死亡させた場合、3600万円になっているので、最悪の場合を除き自賠責保険だけで補えるかも?と思うかもしれませんが無理です!

相手がもし死亡した場合、慰謝料とは別に免失利益の保証もしなくてはなりません。

免失利益とは死亡した人が生涯得られるはずだった収入のことで、事故が起きた時点での年収や年齢によって大きく変わってきます。

高額所得者で年齢が若い場合は、免失利益額が1億円を超えてくることも珍しくありません。

あと後遺症によって働くのが難しくなった場合も対象になり、その場合障害等級によって計算されます。

また専業主婦の場合は家事も立派な仕事と認められているので、この場合女性の平均賃金で計算されることになります。

子供の場合も生涯得られるであろう収益の平均賃金で計算されます。

こうなってくると自賠責保険だけでは到底保証することは無理になってきます。

任意保険は自賠責保険でカバーしきれないところを補うもの

任意保険は基本的に対人賠償は無制限が一般的です。

なので任意保険に入ってさえいれば、とりあえず対人賠償については安心できます。

対物賠償については、原付バイクならよほどのことがない限り高額になることはないと思います。

なので僕は一番安い補償額で契約しています。

僕が契約しているのは三井住友海上なんですが、契約書を確認してみると対人賠償無制限、対物賠償500万円になっていました。

まぁ原付バイクなら対物賠償500万円あればまず大丈夫でしょう。

まとめ

原付きバイクならそんなにスピードも出ないし、事故を起こしてもそんなに大事にはならないから大丈夫と思っている人が多いと思います。

僕も最初は任意保険に入っていませんでした。

でも事故を起こしてからでは遅いです。

僕はたまたま仕事の都合で任意保険に加入したんですが、しばらくして車と接触事故を起こしてしまいました。

そのときに事故を起こしたときの保険のありがたみというのを身に染みて感じました。

自分は事故を起こさないから大丈夫だと思っていても、いつ起こるか分からないのが交通事故です。

相手のためにも自分のためにもぜひ任意保険の加入をお勧めします。

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